| 英語ができたって。。。 |
| 最近では英語の必要性あるいは重要性が誤った方向へと理解されつつある。極端な話、「英語ができれば何でもできる」と勘違いしている者が多勢いるということだ。確かに英語ができるようになれば、和書だけではなく洋書も読めるのでより多くの文献に手を出すことができるし、海外の大学に留学して自分の文化圏を広げることもできるだろう。しかし、それは"英語ができるからといってできることではない"のであって、いくら英語ができるようになってもダメなのである。 例えば、洋書を読む場合は英語ができるということ以前に、書いてある内容についての知識が備わっていなければ当然、読むことはできても理解することはできない。外国人とコミュニケーションを図るときであっても、人としてのマナーや話し方、聞き方などといった態度がしっかりしていない者は、いくらペラペラであっても相手にしてもらえないだろう。 本当に重要なことは"英語ができる"ということではなく、"英語を利用できる"ということである。そもそも日本語としての正しい知識を持たないものが、どうやったら英語で理解できるというのだ。英語に限らず外国語というのはあくまでも意志を伝え合ったり、相手の意図を読むための手段でしか過ぎないということをもう少し認識するべきであろう。 |
