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最終更新日： 2009.9.11
相関行列と共分散行列
LISRELでは原データ（Raw Data）、相関行列（Correlation Matrix）、分散・共分散行列（Covariance Matrix）のいずれかを指定することができる。多くの場合は相関行列か分散・共分散行列のどちらかを指定するのが常套となっているが、もっとも間違いないのは原データを指定することである。ただし、原データをコード中に記述するとコードの可視性が悪くなるので、外部ファイルを読み込むべきであろう。そうなると、別にデータファイルを用いなければならないので面倒といえば面倒である。
手軽なのはコード中に相関行列か分散・共分散行列を指定することであろう。しかし、原則として分散・共分散行列を指定するべきであり、特別な理由がない限りは相関行列を指定する必要はない。なぜなら、分散・共分散行列の方が多くの情報を有しているので、推定精度も高くなるからである。
