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第3文型だけでは物足りないから・・・

　第3文型は愛の告白をするときに使う文型です。

S（主語「〜は,が」） + V（動詞） + O（目的語「〜を」）

• I love you.
• I need you.
• I want you.

　例えば以下の例文をみてください。

• �@　I visited Horyuji temple.（私は法隆寺を訪れました。）
• �A　I selected money.（私はお金を拾いました。）
• �B　He asked a road.（彼は道を尋ねました。）
• �C　She criticized me.（彼女は僕を殴りました。）

　まず�@について主語と動詞だけだと「私は訪れました」となりますが、それだけでは何処を訪れたのか分からないので「何処を?」と聞きたくなります。同様に�A〜�Cも

• �A　「私は拾いました」　・・・　「何を?」
• �B　「彼は尋ねました」　・・・　「何を?」
• �C　「彼女は殴りました」　・・・　「誰を?」

などと聞き返したくなります。このような「何処を」「何を」「誰を」などと聞き返したくなるのが第3文型であり、日本語に訳すときは自分で問いかけながら訳していくと分かり易いです。

　もう少し例文を挙げてみましょう。自分で問いかけをしながら訳してみてください。

1. I am collecting a variety of watches.
2. He sees a play.
3. She likes a photograph.
4. I like fishing.

　↓↓↓　下の部分をドラッグすると答えがみれます。　↓↓↓

1. 「私は収集しています」　「何を?」　「いろいろな時計を」
2. 「彼は見ます」　「何を?」　「お芝居を」
3. 「彼女は好きです」　「何が?」　「写真が」
4. 「私は好きです」　「何が?」　「釣りが」

　第5文型は「O（目的語）＝C（補語）」の関係が成り立ちます。

S（主語）　＋　V（動詞）　＋　O（目的語）　＋　C（補語）

　とりあえず以下の例文を見てください。

1. We must make my parents happy.
2. They elected the girl chairman.
3. We call our dog Pochi.
4. He thinks himself an able lawyer.
5. She found the bottle empty.

　S+V+Oまでは第3文型と同じなので、Cの部分（緑色の部分）は訳さないでおくと以下のようになりますが、これではいいたいことはなんとなく察することができそうですが意味がよく分かりません。

1. 「私は両親をしなければならない」
2. 「彼らは彼女を選んだ」
3. 「私たちは私たちの犬を呼ぶ」
4. 「彼は自分だと思っている」
5. 「彼女は瓶を気づいた」

　つまり第3文型の力だけでは具体的な内容が分からず、「両親に何をしなければならないのか？」「彼女を何に選んだのか?」「犬を何と呼ぶのか？」「自分を何だと思っているのか？」「どんな瓶であることに気づいたのか？」ということが分からないのです。だから目的語の補語、すなわち"C"が必要となってくるのです。

　補語といっても、目的語がどのようなものであるかを補う語なので「C=O」という関係が成り立ちます。

　↓↓↓　下の部分をドラッグすると例文の日本語訳がみれます。　↓↓↓

1. 私たちは両親を幸せにしなければなりません。
2. 彼らは彼女を議長に選んだ。
3. 私たちは私たちの犬をポチと呼びます。
4. 彼は自分のことを有能な弁護士だと思っている。
5. 彼女は瓶が空だったことに気づいた。