おじゃまな副詞
英語が苦手という人が苦しむ典型的な例があります。例えば進行形や受動態などがそう。
【進行形】
be動詞 ＋ 〜ing
例文1： He is playing tennis.（彼はテニスをしています。）
【受動態】
be動詞 ＋ 〜ed（過去分詞）
例文2： He is liked by everyone.（彼は皆から好かれている。）
さて,どちらの例文も特に難しいわけでもない普通の文章ですね。ところが以下のようにしたらどうでしょうか。
例文1（副詞バージョン） He is always playing tennis.
例文2（副詞バージョン） He is always liked by everyone.
このようになってしまうと「be動詞＋〜ing」とか「be動詞＋〜ed」というルールが崩されてしまうのです。中学校で習ったときに"be動詞の直後には必ず〜ingが来るんだ"と覚えてしまうので,たった1語でもbe動詞と〜ingの間に単語が入ってしまうと何の文法であるのかが分からなくなってしまうのです。
英語が読めないという人はもういちど副詞の復習をして,文章の中に潜む副詞に注意して文章を読んでみると今までよりもずっと英文が読みやすくなると思いますよ。
