最終更新日　：　2007.10.12

これから本格的にドイツ語を学ぶ人へ

　まず「絶対に暗記しなければならないこと」を最初に暗記してしまうことがドイツ語習得への第一歩です。なぜかというと、ドイツ語は英語に比べて動詞や名詞、冠詞、形容詞などが状況によって、はるかに複雑に変化していくものだからです。そして、こういったさまざまな単語は変化の規則を理解して、単語自体を丸暗記するほかないのです。

　次に英語文法と同じように、ある程度の表現方法を覚えなくてはなりません。これらは丸暗記というよりは、最初に体に通してから、あとは読みながら書きながら繰り返し復習していくことによって身につくものです。しかし、最初に大前提となる文法事項を一通り勉強しておかないとどうがんばっても読んだり書いたりすることはできません。

　そして、とりあえずの最終目標として、簡単なものからちょっと複雑（長い）文書を読めるようになることがあげられます。独文を読めるようになったら、それに続いて、書き、会話に挑戦してみてください。本来は聞き、話し、読み、書きという順序で言語を獲得していくのですが、日本人が外国語を習得する際には、どうやら「読むこと」が最も簡単なようです。逆に「聞き取り」が最大の難関となっているようです。

　おそらく、この～本格派ドイツ語～のページを全て読み終えた頃には、実際にドイツ語圏内の国（ドイツ、オーストリア、スイスなど）へ行っても日常生活の範囲内くらいの独文は読めるようになっているはずです。ただし、会話は別物。