最終更新日 ： 2007.10.16
過去のことを表現する
過去のことを表現するために、英語では動詞の語尾に-edをつけましたよね。
I played tennis. (私はテニスをしました。)
ドイツ語では語尾に-edではなくて、-teをつけます。
現在形 ・・・ Ich spiele Tennis. (私はテニスをしました。)
過去形 ・・・ Ich spielte Tennis. (私はテニスをしました。)
また、英語でも単に語尾に-edをつけるのではなく、不規則に（全く別の形に）変化する動詞もありましたよね。
| go --> went have --> had is --> was (are -->
were) do --> did come --> came find --> found |
これと同じように、ドイツ語でも不規則に変化する動詞があります。英語と同様に、これらは暗記するしかありません。
| fahren --> fuhr finden --> fand gehen --> ging kommen --> kam wissen --> wusste ### 特に重要！！ ### sein --> war haben --> hatte werden --> wurde |
英語と最も異なるのは、ドイツ語の場合、過去形にした動詞にも人称変化があることです。語尾の付け方は原則として現在形の場合と同じですが、1人称（ich）と3人称（er, sie, es）の場合は語尾に何もつけません。
例えば、上の表にあげたfahrenの人称変化をみてみましょう。
| 単数 | 複数 |
| 1人称 ｜ ich fuhr 2人称 ｜ du fuhrst 3人称 ｜ er fuhr |
wir fuhren ihr fuhrt sie fuhren |
語尾に-teがつくだけの動詞の場合であっても同様に変化します。
| 単数 | 複数 |
| 1人称 ｜ ichl liebte 2人称 ｜ du liebtest 3人称 ｜ er liebte |
wir liebten ihr liebtet sie liebten |
* wir と sie は liebteen とすると e が続いて発音しにくいので、 e を除いて、 liebten となる。
■ 過去分詞の作り方
ドイツ語にも過去分詞がありまして、これは次のページで紹介する完了形（「すでに〜した」という表現法）を習得する際に必要となってきます。。
過去形はすでにやったように、不規則に変化するもの以外では語尾に-teをつけるのでした。過去分詞は先頭にgeをつけ、さらに語尾に-tをつけるという規則があります。
| 現在 | 過去 | 過去分詞 |
| lernen baden warten |
lernte badete wartete |
gelernt gebadet gewartet |
* 太字で表しているeは発音しやすいように残しているわけです。だって、wartteなんて発音できないでしょ？
不規則に変化する場合の過去分詞は同じく先頭にgeがつき、語尾には-enがつきます。つまり、現在の不定形の先頭にgeをつけるだけでよいのです。ただし、例外もあります（sein, haben, werdenなど）。
| 現在 | 過去 | 過去分詞 |
| fahren kommen |
fuhr kam |
gefahren gekommen |
* 過去分詞は現在の不定形の先頭にgeをつけただけ。
| 現在 | 過去 | 過去分詞 |
| sein haben werden |
war hatte wurde |
gewesen gehabt geworden |
* 一部の動詞では、過去分詞は全く違う形になるので、これは丸暗記するしかない。
参考文献
