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最終更新日　：　2007.12.15

コミュニケーションの最初は自己紹介！！（とにかく自分のことから）



　1週間程度の滞在を目的とした海外旅行では、何か特別な機会がない限りは自分のことについて外人さんに話をすることはあまりないでしょう。しかし、例えば、ホームステイや海外研修、スポーツの遠征などでは現地の人と知り合って軽いコミュニケーションをする必要が出てくるでしょう。日本でも同じですが、コミュニケーションは自分の紹介から始まります。
　ところで、外人さん（ここでいう外人さんとは主にアメリカ圏内にいる人のことです）は基本的にオーバーリアクションです。私たち日本人が初対面の人と会って挨拶する場合、少しかしこまった感じで「はじめまして、〜です。」というような感じですが、彼らは初めて会ったのにも関わらず、まるで以前から友人であったかのように「いやー、君に会えるのを楽しみにしてたんだよ！！」と両手を広げて大げさに驚くかのように言い寄ってきます。
初めて会ったときの挨拶　：
  • [1] Nice to meet you.
  • 　　（はじめまして。）
  • [2] Hi!! How do you do?
  • 　　（やあ、調子どう？）
  • [3] I'm glad to meet you.
  • 　　（お会いできてうれしいです。）
  • [4] I have been looking forward to meeting you.
  • 　　（会えるのを楽しみにしていました。）
　[1]は最も一般的な表現ですね。[2]は[1]よりも軽めの挨拶で、ちょっと親しい友人というか、同じくらいの歳の人に会ったときに使う表現です。日本でいうところの「オッス！！」というような感じです。[3]は少し改まった表現で少し目上の人に対して使う場合が多いですかね。例えば、留学先の教授に挨拶するようなときは[2]ではなくて[3]を使います。これよりもさらにかしこまった言い方として"It's honor to meet you."という表現があります。これは「お会いできて光栄です。」という意味です。[4]はあらかじめ会う予定の人に会ったときに使いますね。例えば、スキーの遠征で海外のプロ選手と一緒に滑るようなスケジュールである場合とかです。
　さて、これに対して「はじめまして」に応える表現としては、一般的なものとして"Nice to meet you, too."というものがあります。しかし、個人的には「ナァイストゥ・ミィーチュー・トゥ」と発音するのはけっこう苦しいので、別の表現として"Nice meeting you, too."といったほうが良いような気がします。



　挨拶が終わったら自分のことについて話すことになるでしょうが、基本的には名前、出身、趣味、普段やっていること、家族のことくらいが主な内容となるでしょう。また、あるいは大学で短期留学する場合や海外研修の場合は自分の専攻している分野について話すことになるでしょう。ちなみにですが、日本ではあまり学生同士で「専攻は何ですか」とかいう話がありませんが、アメリカの学生は事細かに自分の専攻領域を決めているので、日本のように「心理学科だよ」などといってもポカンとされてしまいます。心理学でもどの分野を主に専攻しているのかを明確にいいましょう。
自己紹介の表現方法　：
  • [1] My name is Katasho Tsuyoshi.
  • 　　（私の名前は片所強です。）
  • [2] I'm Tsuyoshi.
  • 　　（僕は強です。）
  • [3] Ｉ have come from Gumma Japan.
  • 　　（私は日本の群馬県より来ました。）
  • [4] I'm from Gumma Japan.
  • 　　（日本の群馬出身です。）
  • [5] My hobby is Mogul-ski.
  • 　　（私の趣味はモーグルです。）
  • [6] I like riding mountainbike.
  • 　　（私はマウンテンバイクに乗ることが好きです。）
  • [7] I play ski whenever I have time.
  • 　　（暇さえあればスキーをやっていますよ。）
  • [8] I usually ride mountainbike on weekend.
  • 　　（週末にはたいていマウンテンバイクに乗っていますね。）
  • [9] I sometimes go to the movies on my off days.
  • 　　（仕事のない日は、たまにですが映画を見に行ったりしていますよ。）
  • [10] There are four in my family, my father, my mother, two sister, one dog, and one cat.
  • 　　　（両親と姉が2人います。犬と猫が一匹ずついます。）
  • [11] My cat, his name is Shirius.
  • 　　　（猫の名前はシリウスです。）
  • [12] I majoring in Behavior Analysis in Keio-University.
  • 　　　（私は慶応大学で行動分析学を専攻しています。）
  • [13] I studied Statistics when I was Keio-University.
  • 　　　（私は慶応大学で統計学を専攻しました。）
　上の例文は使う場面ごとにラインで区切ってあります。自分の名前、出身、趣味、普段の過ごし方、家族、大学での専攻について書かれています。これらは一般的な表現方法なのでとくに補足する必要もないでしょう。このほかにも、いくつかのコミュニケーションに使える表現がありますが、それはまた別の機会（もう少し学習を薦めてから）に紹介することにします。