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最終更新日：　2009.9.6

ワープロ上での数式表現

　数式を書く場合にはいくつかの決まりごとがあります。ここでは代表的ないくつかの例を紹介しましょう。

• 数式は半角を用いるのが適切です（全角文字は使わない）。

悪い例：　１２３　＋　９０　＝　２１３

正しい例：　123 + 90 = 213

• 適当なスペースを入れると見やすくなる。

悪い例：　0.56/10^3+2

正しい例：　0.56 / 10^3 + 2

• 優先的に計算したい部分はカッコ ( ) で括ると安心で見やすい。以下のは悪い例というわけではありませんが、両者は全く異なる結果になります。

悪い例：　0.56 - 10 / 2 ^ 3 + 4

正しい例：　(0.56 - 10) / (2^3 + 4)

• ルートは√を使うのではなく、sqrt()を使うようにする。悪い例でも分からなくはないのですが、場合によってはどこまでルートがかかっているのか分からないのです。

悪い例：　√5 - 1

正しい例：　sqrt(5 - 1)

• 特に決まりがない場合はできるだけ他人が見やすいように心がける。例えば、シグマの計算などは悪い例でも何となく分からんでもないのですが、誤解を招きやすい。そこで正しい例ではLaTeXの数式表記法と同じようにしてみました。それを断っておけば、LaTeXの使用者ならすぐに分かるでしょう。

悪い例：　�琶=1〜5(xi)

正しい例：　sum_{i = 1}^5 x_i

• カンマ、ピリオド、コロン、セミコロンの後には半角スペースを入れたほうがよい場合もある（入れないほうがよい場合もある）。

悪い例：　95%C.I.　とか　x = {1,2,3,4}　とか　2: 3 = 4: 5　などは、

正しい例：　95% C. I.　や　x = {1, 2, 3, 4}　や　2:3 = 4:5　とした方がよい。