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合計を求める

　合計を求めるプログラムは全ての基本となるプログラムです。

　ここでは

• 変数の宣言
• 配列の宣言
• for構文による繰り返し
• printを用いた結果の表示

について学びます。

1.　変数

　変数とは器のようなもので,数字や文字を1つだけ入れておくことができます。Perlでは特にスカラー変数と呼ばれています。

$x=10; #xという変数に10を代入

$y=0.123; #yという変数に0.123を代入

$z="moji"; #zという変数にmojiという文字列を代入

2.　配列

　配列は数字や文字を2つ以上入れておくことができます。数学的には配列ではなくベクトルと呼ぶべきでしょうし,その方が分かり易いので以降はベクトルと呼ぶことにします。

@dat=(1,2,3,4,5);

@moji=("baka","aho","tonma");

3.　for構文

　for構文はある処理を繰り返すために使われます。例えばある処理を10回繰り返すためには次のようにします。

for($i=0;$i<10;$i++){
        実行させる処理;
}

4.　print

　printを用いることによって処理の結果などを画面に表示させることができます。

print "My name is Tsuyoshi Katasho.";

$a=10;
print $a;

☆合計を求めるプログラムを作ってみよう

-プログラム例

@dat=(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10);

$sum=0;

for($i=0;$i<10;$i++){
        $sum+=$dat[$i];
}

print "sum=$sum";

-出力結果

C:\Perl>perl -cw sample.pl
sample.pl syntax OK

C:\Perl>sample.pl
sum=55

一応,Rで確認してみると、、、

> x<-1:10
> x
 [1]  1  2  3  4  5  6  7  8  9 10
> sum(x)
[1] 55