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最終更新日　：　2007.12.21

ドロップオフって何ですか？



　先日メールで「段差から降りる方法っていろいろあると思うんですが、いったいどういうのをドロップオフっていうんですか」というような質問を受けました（もちろんこの内容を取り上げてweb上で掲載することに対して質問者さんから承諾をもらっています）。結論を先にいうと、ドロップオフというのは「段差から降りる」ことでして、その手段としていくつかの方法があるわけです。

　ドロップオフといっても大きく分けて2種類あります。1つはスピードのある中で段差から降りるドロップオフ、もう1つは静止した状態からアプローチするという方法です。前者はダウンヒル、後者はトライアルでよく用いられます。

　まぁ、基本的なことは以下のページを参照のこと。

　今回はおさらいのつもりで、こぎ上げによるフロントアップでドロップオフする場合、ダニエルでドロップオフする場合、スピードのある中でドロップオフする場合の3通りを紹介します。



■　こぎ上げによるフロントアップでアプローチ

(1)　適当な距離をとって、「イチ・ニ・サン」のタイミングでドロップオフします。これは「イチ」の状態で、（右足を前に構える場合）右足で最初のペダリングしています。
(2)　これは「ニ」の状態で、左のこぎ上げでフロントアップします。このとき、あまり勢いよくフロントを上げないようにすること。
(3)　「サン」で降ります。動作としては写真(2)で完了しています。たぶん、(2)の状態までをしっかりとできれば、あとは自然にできるはずです。
(4)　この方法では後輪着地が原則です。



■　ダニエルでアプローチ（ダニエルに関してはちょこっとトライアル入門（ダニエル）を参照）

(1)　最初は「イチ・ニ」のタイミングで降りるのが簡単だと思います。これは最初のひとこぎを入れる直前です。
(2)　「イチ」のタイミングで後輪を前輪の位置まで持ってくるようにする。これはこぎを入れて伸び上がった状態です。
(3)　これで後輪が写真(1)のときの前輪の位置まで持ってこれたわけ。
(4)　写真(3)の状態から少しフロントを落として、、、
(5)　「ニ」のタイミングでドロップオフ。



■　スピードのある状態でアプローチ

(1)　前輪が段差の端に差し掛かる程度のタイミングでフロントアップ開始。
(2)　あまりフロントを高く上げすぎないようにすること。落ちる瞬間に若干前方へ伸びる感じ。
(3)　着地。すでに紹介した2つの方法とは違って、それほど後輪着地が顕著ではない。
(4)　しっかりとショックを吸収する。



　以上。写真だけだと分かりにくいので動画を見てください。

>>　ドロップオフの動画　各方法2回ずつノーマルとスロー　＋　おまけ（約1分）